国際大学の留学生が田植え体験をしました

2018.05.16

活動報告

国際大学の留学生が田植え体験をしました

八海山の雪解けも進み、鮮やかな緑や色とりどりの花が見られるようになったこの季節、今年も本学が所在する魚沼に田植えの時期がやってきました。

2018年5月15日(火)、国際情報高等学校の勤労体験学習として実施された田植えに本学の留学生9名が参加しました。

国際情報高等学校は、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図ることを目的とした文部科学省の事業の一つである、スーパーグローバルハイスクール(SGH)に新潟県で唯一指定されています。「【雪国*米どころ*魚沼】の世界発信を通じた人材育成 ~浦佐から世界へ ~」という研究テーマの下に、地元魚沼の魅力を世界に発信しながら、地域が抱える課題、さらには関連する世界の地域課題について、グローバルな視点から考察・提案できる人材の育成を目指しています。今回の田植えは、SGH(「魚沼学」)の取り組みの一つとして、魚沼地域の基幹産業である稲作についてより深く学ぶことを目的として行われました。

今回参加した本学の留学生は東南アジアや中央アジア出身が多く、中には母国で田植えの慣習があり田植え経験のある学生もいました。しかし何れも、日本の伝統的な田植えは新鮮であり、また日本の高校生と交流できたことは留学生にとって刺激的であったことでしょう。

開講式後、留学生は高校生と対面しグループを作り、談話をしつつ高校生から田植えの方法を教えてもらいました。最初は一株一株慎重に植えている様子でしたが、しばらくすると泥の中の移動も植えつけも慣れた様子で、新たな苗の束をもらうため手を挙げている仕草も様になっていました。

田植えがひと段落すると、田んぼ一面に苗が植え付けられた美しい景色に達成感を感じつつ、高校生と一緒に写真撮影を行ったり談笑したりと、交流を深めていました。

国際大学と国際情報高等学校は今後もこのような連携を通して、協働的にグローバルな視野を持つ人材育成に取り組んでいきます。