2025.03.26
活動報告2025年3月15日(土)、「IUJむすびばカレッジ シーズン3 第23回」を開催しました。
国際大学副学長であり国際関係学研究科長の加藤教授が講師を務め、「アフリカの現状と将来。」というテーマで講演を行いました。
加藤教授はまず、アフリカの一人あたりのGDPや人口増加の現状について説明しました。特に、合計特殊出生率が世界上位10か国のすべてをアフリカ諸国が占めている点や、主要農作物として換金食物であるコーヒーやカカオの生産量は多いものの、穀物の収穫が難しく輸入に頼らざるを得ないことが発展の課題となっている点について言及しました。また、1994年の大虐殺から急速な発展を遂げたルワンダを例に、治安の安定やビジネス環境の向上について紹介し、参加者の関心を引きました。
後半の質疑応答では、「アフリカの食料自給率を向上させるためにはどのような農業政策が必要か」「アフリカにおける女性の社会的地位」など、多様な視点から活発な意見や質問が交わされました。
当日は、市内外から50名近くの方々にご参加いただきました。本学の学生で元JICA青年海外協力隊で活動されていた方々、地域のみなさまが交流し、会場は活気に溢れました。
次回の「IUJむすびばカレッジ」も、ぜひご期待ください!